#7 MELON 

Melon
Ogawa Mimei
Tsumetai meron

A cold and nice smelling melon to eat with someone.

メロン
小川未明
「つめたいメロン」

誰かと一緒に食べたい冷たくて良い匂いがするメロン。

出典:青空文庫📖「つめたいメロン 小川未明
小川未明「つめたいメロン」図書カード

使用した音素材
ジングル:OtoLogic(https://otologic.jp)
BGM:DOVA-SYNDROME-Vanilla by おしょう
さん

1.鑑賞のタスケ 「つめたいメロン」

読書は人によって、読み方や感じ方、受け取り方も違います。
わたしはこのように読みました。皆さんはどのように読みますか。

 トークの流れ&キーワード 1)2)-3:00   

1)小川未明さんのこと
  小説家、児童文学作家、童話作家
  小川さんの作品は「かわいい」という印象がある

2)「つめたいメロン」の内容
 お母さんが冷蔵機の蓋(ふた)を開ける
 → 「お兄さんが帰ってきたら食べましょう」と言われる
 → 次郎さんがお兄ちゃんのところに行ってみようかなぁと考えていた
 → お客さんが来る(おばさん、きみ子さん)
 → きみ子さんと遊んでいる
 → お母さんに呼ばれる
 → 「お兄さんにつめたいメロンをあげたい」
 → お兄さんのところに自転車を走らせる

×「メロンをあげたい」、〇「つめたいメロンをあげたい」
 → だから、すごく急ぐ(シャツの袖、髪の毛の描写から分かる)
   +きみ子さんも連れて行く
 = やっと!太郎さんを見つけて「メロンを持って来た!」

★次郎さんがみんなにしてあげること3つ
 ①きみ子さんに蟹を見せてあげる
 ②お兄さんにメロンを持って行ってあげる 
 ③きみ子さんを自転車に乗せてあげる
 →次郎さんって優しい男の子だな!

 トークの流れ&キーワード 3)3:00-4:25   

3)「れいぞうき」について

 小川未明さん(1882~1961)の時代には
 電気式の冷蔵庫と氷式(こおりしき)の冷蔵庫があった。

・電気式の冷蔵庫の普及率1957年2.8%
  →電気式の冷蔵庫が簡単に買える時代じゃなかった。

Q.次郎さんの家の「れいぞうき」は電気式?氷式?
・・・敬語を使っているから良いところのお家?お金持ちかな?
  →敬語を使っているのはナレーター。家族は普通に話している。
  →だから、それは言えない。

 トークの流れ&キーワード 4)5)4:25-9:35   

4)氷式冷蔵庫と日本人の食スタイル
 ①氷式冷蔵庫(アイスボックス、icebox)
  ・・・今の冷蔵庫よりずっと小さい。上に氷、下に食品を入れて、冷やすもの。
 ②料理研究家・堀江(ほりえ)さんのお話
  1.氷式冷蔵庫の氷は氷屋さんが配達に来ていた。
  2.主に魚を保存していた。
  3.肉は庭を走っている鶏を肉にしていた。
  4.果物は井戸水で冷やしていた。
 ③電気式冷蔵庫の普及率(1964年の東京オリンピック後)
  1975年96%
  →買い物の仕方が変わった。
   それまでは、その日に食べる分だけを買っていた。
   でも、電気式の冷蔵庫が普及して夏でも生(なま)ものも取っておけるようになった。
 ④電子レンジの普及(1987年、50%)
  ・・・冷凍食品が人気に。
     たくさん作って食べない分は冷凍する。
     忙しいとき、料理する時間がないとき、
     体調が悪いとき
     単に面倒くさいとき
     →解凍して、チンして食べる!というスタイルができた。

5)暮らしの中で求められる冷蔵庫の違い
 ①イタリアの場合・・・毎日買い物をする家庭が多いから、冷蔵室が大きめの冷蔵庫。
 ②イギリスの場合・・・週1回しか買い物をしない家庭が多いから、冷凍室が大きめ。
 →暮らしぶり・生活に合わせて求められる冷蔵庫が違う。

 トークの流れ&キーワード 6)9:35-   

6)最近の日本の冷蔵庫事情
 ①多機能・・・冷蔵室、野菜室、製氷室(せいひょうしつ)、冷凍室
 ②ドア・・・1.右にも左にも開くドア(落ちちゃわない???)
       2.真ん中から左右に開くタイプ
 ③冷蔵室の中
  1.段(だん)がいっぱいある
  2.使い勝手が良い・・・ペットボトルが立てて入れられる 
  3.電動でドアが開く(高級モデル)
   ・・・両手がふさがっていても肘(ひじ)でドアタッチをすれば、開けられる。
  4.半ドア防止(ぼうし)機能
   ・・・ドアを閉めたつもりでしまってなくても勝手に閉まってくれる。
 ④引き出し式(冷凍室や野菜室)
   ・・・いっぱい入る。奥のものが取り出しやすい。便利。


2.レトワル店主の 感想  

好き度 ★★★★★
次郎さんの兄の太郎さんを思う気持ちに溢れている!

  感想はここをクリック!    

「いいにおいがした」メロン

きっと早く食べたいなぁって思ったことだろう。でも、「兄さんが帰ってきたら食べようね」というお母さんのことば。おばさんときみ子さんが遊びに来て、メロンを食べるチャンスが意外にも早くやってきた。それによって、次郎さんの思いが見える。「メロンは食べたい」でも、「兄さんと一緒に」。

優しい優しいお話だなぁと読んでいて思いました。

これ一緒に食べたかったんだよっていわれると、うれしいですよね。


3.たのしい クイズの 時間

1問目 おかあさんが冷蔵庫の蓋を開けたときに良い匂いがした食べ物は何?

 解答例   

メロン(p.1、(1~4))

2問目 1)登場人物は何人いますか。誰ですか。2)主人公は誰ですか
 解答例   

1)次郎さん、おかあさん、きみこさん、おばさん、太郎さん(にいさん)

5人

2)次郎さん

3問目 次郎が皆のためにしたことはどれですか。正しいものを選びなさい

1)れいぞうこの かに🦀を おばさんと きみ子さんに 見せてあげた。
2)つめたいメロンを きってあげた。
3)おばさんを ほめてあげた
4)太郎さんに つめたいメロンを もっていってあげた。

 解答例   

1)× かにはバケツの中にいました。見せたのは「きみこさんに」です。
(p.2(3、4))

2)× きってあげると言ったのは、おかあさんです。
(p.1、(1~4))

3)× ほめたのはおばさんです。おばさんがじろうさんをほめてくれました。
(p.3(3,4))

4)〇
(p4(3~6))

4問目 どうしておばさんは次郎さんをほめましたか

 解答例   

つめたいメロンを兄さんにもあげたいと言ったから。
(p3(1))

【ひとこと】子どもが、自分のことだけじゃなくて、他の人のことも考えられると、大人に褒めてもらえると思います。

5問目 きみ子とたろうさんは誰ですか。本文中のことばを使って答えなさい

 解答例   

1)きみ子・・・
おばさんの連れてきた子ども
(p1(8))

2)太郎・・・
次郎さんのお兄さん
p1(6)、p4(6)

6問目 たろうさんはどこで何をしていましたか。できるだけ詳しく答えてください

 解答例   

牧場へ写生に行って、クレヨンで牛の絵を描いていた。


4.漢字に チャレンジ!

印象に残った文章を抜き出しました!☕
漢字の練習をしたり、言い換えの文を作ったり、
先生に合わせて声に出して読みましょう!

「メロン」は
ほとんど「ひらがな」で書かれていましたので、
ここでは「漢字」で書きました。

1)お母さんが、冷蔵機の ふたを お開けなさると、いい 匂いが しました。

◎匂いを感じたときを言う
【あることをする (V辞書形)】と、【どんな】匂(にお)い/香(かお)り/臭(にお)いがしました。

 例文   

1)雨上がりに公園に行くと、緑の匂いがしました。空を見上げると虹がかかっていました。

2)クッキーをオーブンに入れて、すこし時間がたつと、オーブンから甘~いにおいがしてきました。

3)デパートの化粧品売り場に一歩入ると、お金持ちのご婦人が使っていそうな高級なローズの香水の香りがした。

4)納豆を食べてみようと思って、納豆のパックを開けると、すごい臭いがして、食べるのなんてもう無理だった。

2)二郎さんは 自分も、兄さんの 写生に 行って いる、牧場へ 行って みようかと 思って いると、おばさんが、きみ子さんを 連れて、おいでに なりました。

◎出来事-これからすること(A)を考えているときに、次の展開が起こって、それ(A)が中断する。
①【だれ(1)】は 【これからすること(V意向形)】か(な)と思っていると、
②【だれ/なに(2)】が/に~。 

 例文   

1)①晩ご飯の前に宿題でも終わらせようかと思っていると、②お母さんに買い物についてきてほしいと頼まれた。

2)①待ち合せでちょっと時間ができたので、コンビニによってお茶でも買おうかと思っていると、②おじさんに道を聞かれて教えてあげた。

3)①そろそろ出かけようかなと思っていると、②友達から電話が来て、具合が悪いからまた今度にしようということになった。

3)お母さんが お呼びに なりました。二人は 飛んで きました。

4)おばさんが お褒めに なりました。

5)おかあさんは、メロンを バスケットに 入れて くださいました。


参考資料

🔗Wikipedia「小川未明(おがわみめい)」(1882.4-1961.5)日本のアンデルセン

「つめたいメロン」が書かれた年をネット上を調べましたが、今のところ見つけられません。

「れいぞうき」について

1961年(小川未明さんの没年)に電気冷蔵庫が家庭にあることを「それは早いですね」と話している。

🔗三菱電機会員制サイト 日本人の食卓「♯8 冷蔵庫が家庭にやってきた篇」超高級品だった黎明期の冷蔵庫

→小川さんの描いた「れいぞうき」は「氷箱(冷蔵箱/氷式冷蔵箱)」なのか「電気冷蔵庫」なのか特定できないが、一般的に使われていたのが「 氷式 」で「電気式」は憧れの家電だった時代である。

2021.9

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