第10課 -てしまう(1)
自分にはそのつもりがないこと、なかったこと
そのつもりはなかったけど、そうした。そうなった。
そうしようとおもっていたけど、そうしなかった。そうならなかった。
〈会話1〉
ことば
給湯室 〈名詞〉 お湯が出せる部屋。会社などにあって、社員がお茶を入れたり、お客が来たときにお茶を出す準備ができる。
パウンドケーキ〈名詞〉 pound cake。西洋の焼いたお菓子。
(だれ)に(食べ物・飲み物)を出す〈動詞〉 「どうぞ食べてください、飲んでください」と目の前に提供する、あげる。
とりあえず 〈副詞〉 他のことをする前に、まず一番に。
牛乳プリン 〈名詞〉 ミルクプリン(milk pudding)、白い牛乳の色をしたプリン。
器〈名詞〉 入れ物、容器、食器など。
ブラックコーヒー〈名詞〉 砂糖やミルクなど、なにも入れていないコーヒー。
気を取られる〈慣用句〉 注意を奪われる、気持ちを向ける。例)かわいい女の子に気を取られて、転んでしまった。
良心がとがめる〈名詞〉 良いことをしようとする心を痛める。
地獄送り〈名詞〉 悪いことをした人が行くところ(地獄)に送る、行かせること。


「お茶、どうぞ」

会話
-会社の給湯室で。お客さんに出すコーヒーとお菓子を準備しています-


A:あれ~。ないなぁ。先輩、ここにあった袋のパウンドケーキ、知りません?昨日買ってきて、ここにしまったんですけど。
B:あっ、あれ、おいしかったよ。あまりにおいしくて食べちゃった。
A:え??全部?(うん)食べちゃったんですか。(うん)お客様に出すんだったんですよ。(じゃあ、買ってくるよ)え、でも、もうお客様、来てしまっていますけど、どうしよう。ま、とりあえず、コーヒー、コーヒー、コーヒーの準備しよう。
B:あ!じゃあ、これ午後に食べようと思って買ってきていたんだけど、あげてもいいよ。(牛乳プリン?コンビニの?)きれいな器にのせたら・・・、ほら!良い感じ!!
A:あ〝―っ、しまった!!!(なになになに!)コーヒー、ブラックでって言われたのに、牛乳プリンに気を取られて、牛乳ちょっと入れちゃったじゃないですか。(じゃあ、捨てちゃおうよ)や、捨てちゃうのは、良心がとがめるし。(コーヒー一杯捨てて、地獄送りになる人、まずいないけど。わたしもこのあいだ間違えて、砂糖入れちゃったから、捨てちゃったし。)いやぁ、でも・・・。(じゃあ、飲めば?)昼ご飯の後、もう飲んじゃって、コーヒー、これ以上は…。って、そうじゃないです。
お客さんに出すつもりだったケーキを先輩が食べてしまったことから
始まった日常の小さな事件


給湯室ってどんなところ??
会社などにある小さなキッチンスペース。
キッチンとしての役割
お湯が沸かせたり、カップを洗ったりできる
小さい流し台・シンク(sink)がある。
冷蔵庫や電子レンジを置いているところもある。
飲み物を作ったり、お弁当を温めたりできる。
コミュニケーションの場
お茶を飲みに来た他の人とコミュニケーションができたりもする。

ドラマで描かれる給湯室の例
❶ドラマの主人公(hero/heroine of a TV drama) が給湯室のそばを通るときに、たまたま給湯室で社員たちが、こっそり主人公の恋人の悪い噂話をしていて、主人公がそれを立ち聞きしてしまって、ショックを受けるなんて場面も描かれていたりする。
❷いじめられた女性社員が給湯室で泣いていると、給湯室にイケメン社長がやってきて出会うなんていうシンデレラストーリーもありそう。


⇒給湯室はドラマが生まれる場所
関西ではどういうの?
牛乳ちょっと入れちゃった⇒牛乳ちょっと入れても(う)た
「やってもうた」ってよく言う。
全部読んじゃった⇒全部読んだで(自慢げに)
これ見て、買っちゃった。いくらだと思う?⇒これ見て、こうてん。 なんぼやと思う?